
先日、弊社と同じく温浴施設専門の経営コンサルティングをされている小林経営企画事務所の小林代表が、以下のようにポストしているのを見かけました。
──お客さんへの不満を言うのを批判も否定もしないけど、お客さんへの感謝やお客さんへの反省をもっと上げてほしいなあ。──
https://x.com/onyokukkk/status/1952605804059873362?s=46
お客さまに対する愚痴をつぶやきたくなる気持ちは、現場に入れば入るほどよくわかります。
理不尽なクレーム、マナーの悪い行動、あまりに無理解な要求……。SNSで共有したくなるのも、ごく自然な感情だと思います。
もちろん、そうした発信がまったく不要だとは考えていません。現場の声を届けることには、注意喚起になったり、同じ悩みを抱える他施設から共感を得られたり、スタッフ自身の気持ちを整理するきっかけになったりと、一定の意義があるはずです。
ただし、それが続くと、お店全体に対する印象に少なからず影響が出てきます。
実際には一部の困ったお客様に関する話だったとしても、SNSでそれを見た人には「この施設、いつも怒っているようだ」と映ってしまうかもしれません。
特に、Xのようなテキスト中心のSNSは、声のトーンや表情が伝わらないぶん、思った以上にキツく受け取られる傾向があります。書いた側にそのつもりがなくても、読み手には冷たく感じられるリスクがあるということです。
さらに、ネガティブな投稿が常態化してしまうと、新たに訪れようとする人にとって、心理的なハードルが生まれることもあるでしょう。
「ここは初めての人に厳しそうだな」
「少しでもマナー違反をしたら、SNSで晒されるかもしれない」
「マナーの悪い客層が多いのかも」
そんな印象を与えてしまえば、せっかくの新規来店の機会も失われかねません。
私がアカウント運用をお手伝いする際には、よく…
注目の業界ニュース
【小学生向け温泉学習会で地域資源の大切さを啓発】
https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20250805/5070021984.html
大分県別府市で8月5日、小学生と保護者を対象とした温泉学習会が開催されました。温泉マイスターが講師を務め、温泉の定義や成分、効能について学ぶ内容。限りある温泉資源を守る意識を育むことが目的で、7日にも開催が予定されています。
子どもたちに温泉の魅力を伝えるこうした活動は、地域全体で温泉文化を守る土壌をつくり、将来の利用者や担い手の育成にもつながっていきます。