「アクトパスクラブ」会員の皆様、
今日は 2023年4月5日です。
マルチタスクによる感覚の共有化
満天の湯さんでの研修中の四日間、すべての日程でフロント業務とリネン業務を経験させていただきました。前半はフロント、後半はリネンといった具合で、いわゆるマルチタスクです。
これは研修だから特別に、というわけではなく、社員さんやアルバイトの方もフロントとリネンを行ったり来たりしている方がおられ、適性や身体的能力を鑑みながらも、マルチタスクをベースとしてシフト設計をされているようでした。
実際に現場に立つ方が、マルチタスクのメリットについてどのように感じているのか気になったので聞いてみたところ、以下のような回答が得られました。
「一番のメリットは感覚が共有できるところ。例えばフロント業務の最中に、リネンから『緊急での対応が入り、ボトル詰め替え作業のために少し急ぎで応援が欲しいです』と言われたとします。もし、フロント業務しか入ったことがなく、ボトルの詰め替え作業のイメージが全くわからないと『少し急ぎ』というのが、どれくらい緊急なのかもわかりません。その作業を経験しているからこそ、作業ボリュームや、その作業にかかる時間などが想像でき、本業務との折り合いをつけながら、より効率的に応援に行くことができます。」
これには私自身も思い当たる節があります。思い出すのは、学生時代に地元の大人気パン屋さんで四年間行った販売と調理のマルチタスク経験です。(余談ですが、どれだけ人気かというと、国立市のアクセスの悪い立地にも関わらず、繁忙期の売上は新宿一等地のパン屋さんと張る程でした。恐ろしいですよね。)
基本的にオープン時の忙しい時間に入っていたので、学生アルバイトの私は「レジ開け」が主な担当でしたが、厨房経験からそれぞれのパンが焼き上がる時間やトッピングにかかる時間を把握していました。
「ハラダくん、そろそろ〇〇パンが出せます!」
と言われれば、逆算してギリギリのところでレジ業務に区切りをつけ、パン出しの作業に向かうのですが、これらの作業を待ち時間無く効率的にこなせていたのは、やはりそれぞれの作業ボリュームや時間を理解していたからだと思います。
弊社代表の望月義尚と常務の望月啓子の師匠、つまりハラダの大師匠である舩井幸雄氏もマルチタスクを「万能化」と呼び…
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