株式会社アクトパス|温浴施設・温泉・サウナ事業の専門コンサルティング・プロデュース

温浴施設・温泉・サウナビジネスをトータルサポートするコンサルティング会社。アクトパスは温浴の普及と発展が社会の幸福につながると信じて、これからも温浴ビジネスの発展に尽くしてまいります。

「水環境」の記事一覧

温浴施設のバックヤードに並べられた塩素などの薬剤用コンテナ。

水環境と温浴ビジネス(6)

浴槽水の遊離残留塩素濃度の管理は、安全性、法令遵守、経済性、顧客満足度、技術情報など、多角的な視点から総合的に判断しなければならない難しい問題です。最近の法令変更により、残留塩素濃度の上限がなくなり、高めに設定する傾向がありますが、塩素臭や肌への影響を考えると、濃ければ良いわけではありません。お風呂屋さんとして、良い湯水を提供するために、最適な残留塩素濃度を決めるのは法令でも損得でもなく、最後は良心による判断が求められます。
温浴施設で使用される液体DPD試薬と、塩素濃度測定用のサンプルが入った試験管。

水環境と温浴ビジネス(5)

温浴施設において、水環境に関する情報が十分に知られていないため、最適な設備設計や運用が行われていない現状があります。豊富な温泉資源を最大限に活用するためには、浴場排水の分離や熱回収などの知識を持ち、行政との協議を経て適切な設備を導入することが重要です。そうしないと、余計なコストがかかり、環境への負荷も増大してしまいます。水環境に関心を持つ事業者が情報を集め、最適な施設計画と運用を目指すことが求められます。
舗装道路に設置された2つの排水溝の金属製格子蓋

水環境と温浴ビジネス(4)

温浴施設の水環境とビジネスについて、「下水のみなし請求」に焦点を当てて解説します。一般的に、下水道料金は上水道の使用量に基づいて請求されますが、実際の排水量と使用水量は一致しない場合があります。排水側に流量計を設置すれば、下水道料金を削減できる可能性がありますが、不正行為の懸念や設置費用の問題から、普及していない現状があります。施設運営者は、下水道料金の仕組みを理解し、適切な対策を講じることが重要です。
複雑な配管が並ぶ機械室の内部構造

水環境と温浴ビジネス(3)

温浴施設の排水にかかる下水道接続義務とそのコスト負担について解説します。下水道法第10条により、公共下水道への接続が義務付けられる場合がありますが、すべての排水を下水道に流す必要は必ずしもありません。自店地域の下水道が合流式か分流式かを確認し、浴槽排水を浄化槽で処理して河川放流するなど、役所との交渉や排水設備の見直しによって、下水道料金の大幅削減が可能となるケースがあります。
透明な水が流れる石造りの水槽の縁

水環境と温浴ビジネス(2)

温浴施設のビジネスにおいて、大量の水を贅沢に使える環境の重要性について解説します。かけ流し方式で温泉を運営するためには、豊富な水源とコスト面、衛生管理の課題があり、実現が難しいのが現状です。その中で、質の良い天然水を豊富に使える環境の希少性と、その価値について考察します。
緑の苔が生えた石から湧き出る清らかな水の流れ

水環境と温浴ビジネス(1)

温浴施設を出店するなら、最も重視したいのは質の良い天然水が豊富に使える水環境です。水道料金のコスト削減だけでなく、かけ流しの温泉や水風呂は入浴時の満足度を高めます。しかし、理想的な水環境はアクセスが不便なエリアに多い傾向があります。温浴ビジネスにおいて、水環境の重要性を見落とさず、マーケット環境とバランスの取れた立地を選ぶことが大切です。今後、このシリーズで水環境についての知識を共有していきます。

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