新小岩のサウナスパ&カプセルホテル「レインボー」の入口看板

9月16日、レインボー新小岩さんで安寺沢茜さんによる熱波イベントが行われ、常総ONSEN&SAUNA お湯むすびの関支配人も来館されると聞き、私も足を運びました。

いつも楽しくアチアチになれるあかねっぱを楽しんだ後、関一門?のサウナファンが集う宴席にも混ぜていただき、久しぶりにお酒を口にしながら温浴談義に花を咲かせました。熱波でしっかり汗をかいた後に飲む一杯はやはり美味しく、会話も尽きることなく続いていきました。

こうした場に参加すると、同世代と利用する時との違いを強く感じます。私の同世代(20代後半)はサウナ周辺設備を、いわば「整い装置」として使い、サッパリしたら帰るというシンプルなスタイルが多い。滞在は短く、支出も入館料とドリンク程度で完結することがほとんどです。

一方で先輩方は、湯に浸かり、サウナと水風呂を繰り返し、湯上がりに食事やお酒、時にはアカスリやマッサージまで加えてゆったり過ごす。同じ施設でも、楽しみ方の幅が大きく異なることを実感します。この差は、現場でお客様を観察していても強く感じています。

振り返れば、同世代の友人たちと数え切れないほど温浴施設に出かけてきましたが、湯上がりに館内でお酒を飲んだ経験は本当に数えるほどしかありません。仲間と行くと「サウナ3セットして退館」という流れが圧倒的に多く、館内着に着替えて腰を据える時間はほとんどなかったのです。コロナ禍で黙浴が当たり前の環境を通ってきた世代ゆえ、複数で訪れても体験は「個」に近く、「一人での楽しみ方」は発達した一方、数人での楽しみ方は十分に育っていないのだと思います。

さらに近年の新規施設は、若者の利用シーンを意識して浴室、とりわけサウナに面積と投資を厚く配分する傾向が目立ちます。結果として「浴室中心」の行動が強化され、短時間・低消費の型がより固定化しているように見えます。

では、どうすれば若い世代に風呂上がりの時間を楽しんでもらえるのか。

そのヒントは…


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【8月の訪日外国人342万人超で過去最多】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250917/k10014925181000.html
2025年8月の訪日外国人旅行者数は推計342万8000人で、前年同月比16.9%増と8月として過去最多を記録。中国からの旅行者は36.5%増、韓国は8.0%増、北米からも2桁の増加が見られる一方、香港やシンガポールは減少しました。
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