営業停止後の大型サウナ施設の室内と木製ベンチが並ぶサウナ空間の様子

これまで30年に渡って温浴経営コンサルタントという仕事を続けてきて、今、改めて確信している重要なことがあります。

それは、「誰でも成功できるチャンスは、常に目の前にある」ということです。

よく、繁盛している温浴施設のことを成功事例としてお話しすると、
「いや、あの地域は人口が多くて立地も良いから…」
「湯量のある源泉に恵まれているから…」
「そもそも圧倒的な資金力があるから…」
というように、どこか自分たちとは別世界の出来事として、懐疑的に受け止められることがあります。

では、好立地、豊富な源泉、潤沢な資金などがあれば、必ず成功できるのでしょうか?
私の経験上、答えは「NO」です。

たしかに事業を行う上で経営資源は必要です。成功に向かって進むプロセスでは、持っている武器を最大限に駆使する必要がありますから、恵まれているに越したことはありません。しかし、それぞれの施設で異なる「経営資源そのもの」は、成功の共通項ではないのです。

ちょうど昨日、ニフティ温泉さんから「ニフティ温泉・サウナランキング2026」が発表されました。お風呂・サウナファンのお客様の声によるランキングです。

今回、全国総合ランキング1位に輝いたのは、水戸の「SPA&ごはん ゆるうむ」さん。

今から4年前、2022年の春に初めて現地を訪れた時の光景を、今でも覚えています。そこにあったのは、コロナ禍で前の運営会社が撤退した跡の、暗い廃墟でした。

過去の営業実績を拝見しても、巨大な施設の経営を維持できるような客数・売上ではありませんでした。新たなオーナー企業となる方に、私は思わず「本当にこの施設を再生する気ですか?もう決めてしまったのですか?」と、失礼を承知で真意を確認したほどでした。

ネガティブな面に目を向ければ、マーケットボリュームに見合わない広すぎる面積、近隣にひしめく強い競合施設、自家源泉なし、建物設備の老朽化…。修繕して営業再開できる状態にするだけでも何億円もかかります。冷静に計算機を叩けば叩くほど、リスクが大きすぎる案件だったのです。

しかし、それからわずか4年。
ニフティ温泉でサウナランキング総合1位となったのです。この劇的な逆転を当時から確信できていたわけではありません。

なぜ、条件の悪い廃墟が日本一になれたのか。その成功の鍵は、大きく分けて3つありそうで…

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