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眠くなるなら本物

今となってはどこの現場だったのか記憶が定かではないのですが、2000年代初頭の岩盤浴黎明期に、どこかの温浴施設で岩盤浴設備の導入サポートをしたことがあります。

岩盤浴黎明期というのは、当時まだ日本国内に岩盤浴を備えた施設が数えるほどしかなく、玉川温泉(秋田県)の天然ラジウム岩盤浴を参考にしながら、「どのような環境を作れば癒しや健康回復の効果があるのか?」を温浴業界が試行錯誤していた時期のことです。

まだ岩盤浴という呼称すら定着しておらず、「ヒーリングサウナ」、「イオン風呂」などの名前でも呼ばれ、温度や湿度設定、使用する鉱石など、様々なパターンが登場していました。

その時の現場で岩盤浴設備の施工を担当していたのは中山産業(当時)の上野庄三郎さん。

上野さんとはその後も各地の工事現場でご一緒することになり、最近も九州のオープン前の施設でバッタリ会いましたが、技術的なことだけでなく、いろいろと教わることが多い人です。歳は私よりも上で仕事の分野も違いますが、同じ現場で苦労を共にしてきた、いわば戦友のような関係です。

その上野さんが冒頭の現場でつぶやいていたことが今でも私の心に残っています。

それは、「眠くなるなら本物。」という言葉。

身体に施術や治療を施した後に強い眠気を感じるのは効果が出ている証拠だという、どちらかというと東洋医学的な考え方なのですが、「岩盤浴って何?効果あるの?」と半信半疑の黎明期には、そういった現象が拠りどころだったのです。

整体や鍼灸などでは「眠気やだるさは好転反応」といった捉え方をします。サウナや岩盤浴の後もそうですが、眠く(副交感神経優位)なっている時に疲労回復や自己治癒の機能が活発に働くようになるという解釈もできます。

単に気持ち良いとか快適であるといったリラクゼーションの域を超えて、眠気は心身の状態に何らかの影響が起きているサインと見ることはできそうです。

さて、今回の本題はサウナや岩盤浴ではなく…

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