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これからどうなる?個室・貸切サウナの未来
前回の私の記事(メルマガ第2675号「コミュニケーションとサウナ」2025年4月2日配信)では、フィンランドのサウナ文化が「コミュニケーションの場」であることを前提に発展してきたという点を中心にお伝えしました。
今回はその対極とも言える、「ソロサウナ」の可能性について考えてみたいと思います。
コロナ禍を契機に、東京を中心にソロサウナ業態が急増しましたが、昨年あたりから閉店や売却の情報が相次いでいます。一見すると、「サウナは一人で入るものではない」というフィンランド的な考え方に立ち返っているようにも見えます。
たしかに、ラウラさんも「フィンランドではソロサウナはありえない」と繰り返しおっしゃっていました。ただ、それをそのまま日本に当てはめるのは、少し早計かもしれません。というのも、日本には「一人で過ごすこと」をポジティブに捉える文化が根づいているからです。
国際的な市場調査会社ユーロモニターの調査によれば、「休暇で一人旅をする」と答えた人の割合は日本が19.2%と、世界39カ国の中で最も高い水準でした。5年前と比べてほぼ倍増していることからも、「ソロ志向」は一時的なブームではなく、生活スタイルとして定着しつつあると言えます。
https://www.travelvoice.jp/20240719-155842
一人旅だけでなく、ソロキャンプ、おひとりさまカラオケ、おひとりさま焼肉などの様々な事例がある日本においては、ソロサウナにもまだ可能性が残されているのではないかと考えています。ただ一方で、実際には苦戦している個室サウナも少なくなく、その打開策はまだ明確には見いだされていないのが現状です。
私が可能性を感じているのは、文豪たちが好んで通ったという温泉旅館のスタイルです。静かな自然環境の中、湯治をしながら思索を深め、創作に没頭する??。もしそんな過ごし方ができる「サウナ版の宿泊スタイル」があれば、新たな需要が生まれる可能性があるでしょう。
ただし、こうした空間をいまから専用施設として新築するのは、コストや稼働率の観点から難しいでしょう。
しかし、既存の旅館やホテルの一室を「ソロサウナ客室」として改装する方法であればできないことではありません。全館をソロ利用に特化するのではなく、数室のみを静かに過ごせる専用空間として整えることで、ニッチなニーズを無理なく取り込みながら、施設全体としての事業性を維持、向上させることができそうです。
このニーズの核となるのは…
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https://wedge.ismedia.jp/articles/-/37143?layout=b
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