
温浴ビジネスは、たくさんのお客様に来てもらい、館内設備やサービスを利用してもらって、その対価としての料金をいただくことで成り立っています。
客数が増えること、館内利用が促進されることが全社共通の目標であるはずなのですが、実際の現場ではスタッフが「あまりたくさんの人に来てほしくない」「利用が集中したら困る」といった心理状態になっていることがあります。
それは、お客様にしっかり対応してご満足いただける自信がない時です。
オペレーションをまだ完全に理解していない、お客様に説明できない、スピードが足りずお客様を待たせてイラつかせてしまうかも…というような不安があると、そういった気持ちになってしまうのです。
何を隠そう、私自身もそう感じる時がありました。
かつて事業再生を目指す大型温浴施設の支配人代行として現場運営責任者をしていた時の話です。
業績を向上させるために…
注目の業界ニュース
【源泉無断利用で温泉供給減少、営業休止も】
https://www.fnn.jp/articles/-/900436?display=full
北海道・蘭越町の「ニセコ五色温泉旅館」にて、何者かが源泉に無断で入り込み、石でせき止めた闇露天風呂を複数作っていたことが判明。これにより旅館への湯量が減少し、1つの温泉施設が営業休止を余儀なくされました。現場にはたばこの吸い殻や木の板、ホースによる温度調整の跡も見つかっており、複数人による計画的な行為とみられています。
源泉管理の重要性と、自然資源の不正利用への対策強化が今後ますます求められそうです。