陸上トラックでスターティングブロックから飛び出すスプリンターの脚

 6月26日に開催されたセミナー「クラウドファンディング勝ち組の法則」では、目標金額を大きく超える支援を獲得したお二人の講師をお迎えし、実際に成功を掴んだリアルな戦略と、そこに至るまでのプロセスを惜しみなく共有いただきました。

第2747号「リアル販促」では、啓子さんがこのセミナーを受けて、「いかにリアルの声かけが重要か」という点に焦点を当てていました。

WEBやSNSに偏りがちな時代だからこそ、身近な人との直接的なつながりがいかに強い説得力を持つか。あらためて考えさせられる内容だったと思います。

その上で、私がもう一つ強く感じたのは、「スタートダッシュの威力」です。

講師のお二人は、クラウドファンディングを単に公開するだけではなく、「初日に〇〇万円を集める」という明確なゴールを定め、そのために誰にどのタイミングで声をかけるか、どのチャネルでどんな言葉を使うか――すべてを緻密に設計し、公開初日に全力を注ぐ準備をされていました。

実際、「開始数時間で目標達成」「1日で目標の150%突破」といった数字を叩き出せば、その瞬間にプロジェクトへの注目度が跳ね上がります。
それがさらに支援を呼び、メディアやSNSに広がっていく。この“最初の火種”が、のちの大きなうねりにつながっていくのです。

そしてこれは、何もクラウドファンディングに限った話ではありません。

今、ある施設で飲食部門のリニューアルをサポートしているのですが、初日は…


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【北海道で広がる「泊食分離」 温泉街と地域の活性化に効果】
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北海道の登別温泉などで、宿泊と食事を分ける「泊食分離」が進行中。第一滝本館では、宿泊者の約25%が夕食を館外でとるといい、街の飲食店も賑わいを見せています。
素泊まり専用施設の登場やデジタルマップの導入など、地域全体の観光体験を高める取り組みが活発化しているとのことです。

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