コンビニの棚に陳列されたヤクルトY1000のボトルとパック商品 Title: ヤクルトY1000の店頭販売風景

よく利用する近所のセブンイレブンで、以前よりもヤクルト1000の陳列が強化されていることに気づきました。きっとよく売れているのでしょう。

過去にこのメルマガでヤクルト1000について取り上げたのは、2022年8月22日の第1917号「快眠ビジネス」。つまり爆発的なヒットが知られるようになってから約3年が経過しようとしているわけですが、ますます売れ行き好調ということは、いかにこの快眠マーケットが大きくて底堅いものであるかを物語っています。

ヤクルト1000の「乳酸菌による腸内環境の改善が睡眠の質を向上させる」という提案は意外性のある切り口でしたが、その躍進は、コンビニで手軽に買える商品で快眠マーケットに切り込んだこと、それがテレビで取り上げられ、SNSでクチコミが拡がる、といった現代的なマーケティングの王道を行った結果であり、研究機関や医師の解説によってその理屈が消費者に理解されたから売れるようになったのではないと思います。

温浴施設でも、サウナ入浴の睡眠改善効果をマーケットに知らしめようという試みがなかったわけではないのですが、今のところあまりうまく行っていないようです。

私自身は睡眠に悩むことはあまりないのですが、サウナに入った日の夜にいつも以上にぐっすり眠れたということは幾度となく体験しており、その効果は間違いないと実感しています。

明らかに効果のあるものは、どこかから借りてきた理屈で説得しようとするよりも、別の売り方があるように思います。

そこでふと思い出したのが、福島県三春町にある「みちのく霊泉やわらぎの湯」。訪れたのはもう20年以上も前のことですが、当時岩盤浴ブームの走りだった時期で、評判を聞いて視察に行った施設です。

今どうなっているのかは分かりませんが、当時の館内には、岩盤浴を体験した利用者たちの体験談や感謝の手紙がところ狭しと掲示されていました。それを見て、「岩盤浴の効果を感じている人がこんなにいるのか!」とびっくりさせられたものです。

「論より証拠」と言いますが、肉筆で岩盤浴の健康改善効果や感謝が書かれた大量の手紙には、強烈な説得力がありました。

クチコミは、その内容よりも数によって説得力を持つのです。

ということは…


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