LINEは、日本で最も利用されているコミュニケーションツールです。 その利用率は2024年時点で94.9%に上り、特に利用者の世代幅が広いスーパー銭湯などの温浴施設にとって、固定客化促進に非常に相性の良いツールであることは間違いありません。
温浴施設のLINE公式アカウント運用において、私が今最も着目しているのは「リッチメニュー」です。過去にも2度、その活用法についてメルマガで触れましたが、今回はさらに深掘りしていきます。
LINE公式アカウントは、言わばチラシです。お客様の行動を促す「トリガー」となりえます。これを体現している代表的なアカウントがユニクロだと思います。
ユニクロのリッチメッセージは発信頻度が非常に高く、直近の11月だけで13回に及びました。 そして、リッチメニューのボタンも日々更新されます。 会員IDバーコード、オンラインストアへのリンクを定番ボタンとしつつ、キャンペーンや当日限定セールの案内が変化するのです。
毎日のように目玉商品を用意する戦略は「スーパーマーケット」的であり、それがLINEのチラシ的運用に繋がっていると考えられますが…
注目の業界ニュース
【福島・高湯温泉、硫化水素事故を受け「独自マニュアル」を策定】
https://www.minyu-net.com/news/detail/2025120419172143653
福島県・高湯温泉観光協会は、2025年2月に発生した源泉管理中の硫化水素中毒死亡事故を受け、独自の安全マニュアルを作成。専門家の調査により、温泉水の落下衝撃によるガス気化や積雪による滞留リスクが判明。マニュアルでは検知警報器の携帯や、雪洞に落下した道具は雪解けまで回収しない等の対策が定められたとのこと。
国の指針が及ばない作業領域においても、「地形や気象条件」などの現場リスクを再評価し、スタッフの命を守る具体的なルール策定と教育の徹底が不可欠です。







