
休日に吉祥寺へ出かけました。
友人との待ち合わせまで少し時間があったのでサンロードを歩いていると、人だかりができている一角がありました。近づいてみると、派手な黄色い看板にキャラクターが描かれていて、「アニメのポップアップストアか?」と思ったのですが、看板には「ファスト整体スタンドCHARGE」という文字が。どうやら短時間専門のマッサージ店のようでした。
https://charge10.tokyo/store/kichijouji/
ポップスタンドには「10分1,200円」「20分2,400円」というシンプルな価格が掲げられており、せっかくなので体験してみることにしました。
まず印象的だったのは、すべて券売機決済で、受付に専任スタッフがいなかったこと。通常は受付担当を置くのが一般的ですが、この設計なら人件費を抑えられ、オペレーションもシンプルになります。
順番になり店内に案内されると、わずか6坪くらい(19m2前後)の区画に、起立型に近いクイックマッサージチェアが4台設置されていました。1台あたり5m2弱という省スペース設計です。
担当してくれたのは細身の年配の女性でしたが、肘をしっかり使い、短時間ながら強い圧が入りました。肩や首のツボにダイレクトに届き、満足度の高い体験でした。施術後にはタブレットで10段階評価を入力する仕組みもあり、サービスの均質化に工夫がされている点も印象的でした。
試算してみると、この業態の収益性の高さが分かります。
10分+入替2分で1時間あたり5枠、20分+入替2分で約2.7枠。仮に10分コース7割、20分コース3割で回すと…
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【温泉文化を世界へ ユネスコ登録と湯道】
https://www.travelvoice.jp/20250826-158050
全旅連は温泉文化を2028年にユネスコ無形文化遺産へ登録する活動を推進。小山薫堂氏は「湯道」を提唱し、入浴を茶道のように文化芸術と結び付ける価値を紹介。北出恭子氏は「現代湯治」や学術調査を通じて温泉の効用を可視化し、地域連携を強調しました。
温泉を「文化」として発信し、地域や施設にストーリー性をもたせることは、共感や選ばれる理由づくりにつながりそうです。
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